誠実さ
“私はアッラーへの信仰を断言し、それを堅持する。”
(預言者ムハンマド)
誠実さとは、道徳の普遍的な原則であり、人々の意図、言葉、行動が心から一致することを指す。実際に、真実、信頼、誠実であることは、イスラームの倫理において重要な位置を占めている。
預言者ムハンマドは、イーマーンと誠実さを分かち難く結びつけており、「アッラーと最後の日を信じる者は、良いことを言うか、黙っているかのどちらかでなければならない」と述べている。アッラーを肯定し、忠実に従うべきである。
また、自分の意思と行動に一貫性を持たせ、信頼される人間でなければならない。家族、仕事、教育、友人関係、さらには人を楽しませる時にも嘘をつかないことを原則とすることで、最も身近な人から信頼される社会を築くことができるためである。
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